SSF(ソーシャルサイエンスフィクション)という可能性
どうも、こんばんは。
今日は新しい概念を提示してみたいと思います。
それは、Social Science Fiction、略して『SSF』です!!
最近、SFを読むと思うことあるんですよね。
Science Fictionって名前なのに殆ど「Natural Science Fiction」じゃん。
つまり、自然科学(Natural Science)に重きを置いているんですよね。社会科学(Social Science)がSFで大きな位置を占めるのは例外的です。
社会科学的な側面が含まれるSFはジョージ・オーウェルの『一九八四年』とか、最近の例だと『PSYCHO-PASS』とかぐらいじゃないでしょうか。
もっと、社会科学の古典を引用しまくってもいいと思うんですよね。
自然科学だけが持て囃されて、社会科学が日陰でコツコツとあーだこーだとやってるのがすごく不公平な感じがします。まぁ、科学技術も社会の産物ですから、その意味では社会科学的な視点もSFにはあるんですがね。
でも、
正義とは何か、社会とは何か、資本主義とは何か、民主主義とは何か、自由主義とは何か。
数多くの思想家や教授が、一応の答えを出そうと躍起になっているのだから、その成果をもっと利用するべきだと僕は思います。
僕が小説の毎話冒頭に引用文を置いたり、小説のキャラクターにそういったことを言わせているのはそういった事情から置いてまして。
それに、『PSYCHO-PASS』脚本家の深見真さんが言うには
「PSYCHO-PASS サイコパス」の引用が特殊なのではなくて、逆に日本の作品の中で、引用することが少なすぎるんだと思うんですよね。…(略)… 単純にカッコいいから、もっと引用したらいいと思うんです。
「劇場版 PSYCHO-PASS サイコパス」特集、虚淵玄×深見真の脚本家対談 (1/4) - コミックナタリー Power Push
って言ってますし……
結構、面白いんですよ。本読んでいる時に、あっ、このフレーズ良いなとか。
そんな感じで本を読んだら、本読むのが楽しくなりますしね。
まぁ、それだけです。
では、また今度。